朝貢(ちょうこう)について

岡田英弘さん(宮脇淳子さんの夫)の本を読んでいます。

中国大陸の歴史において、朝貢(ちょうこう)という言葉がある。
周辺国(日本も含む)は、中国の皇帝に定期的に朝貢、いわゆる貢物をし、中国の皇帝は、朝貢してくれた周辺国に、お返しとして、返礼の品を授けるという気前のいいシステムである。

朝貢」の「貢」の字は、貢物としての「貢」で、「朝」はどこからきたからというと、朝礼の際におこなったことからだという。

また、朝貢しているということは、同盟、友好の証としておこなうわけで、属国や支配関係とまでは、言えるわけではないそうです。

皇帝たちの中国

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